株式会社鋼研プロセス 久我 誠一郎|試作品製作を支える技術力
代表プロフィール

| 氏名 | 久我 誠一郎 |
| 役職 | 株式会社鋼研プロセス 代表取締役 |
| 生年月日 | 1978年4月18日 |
| 出身地 | 新潟県燕市 |
| 略歴 | 2001年:長岡技術科学大学工学部を卒業後、金属部品メーカーに入社。自動車部品の切削加工や品質管理業務に携わる。 2008年:精密加工部門の生産管理責任者に就任。加工精度の改善や納期短縮に向けた工程見直しを推進。 2014年:父親が営んでいた金属加工工場に入社。医療機器部品や産業機械部品の受託加工を強化し、新規取引先の開拓を進める。 2018年:株式会社鋼研プロセスを設立。精密切削加工、金属表面処理、試作品製作を中心に、少量多品種の製造支援を展開。 |
インタビュー
Q:久我さんが金属加工の仕事に関わるようになったきっかけを教えてください。
久我 誠一郎:もともと新潟県燕市で育ったこともあり、ものづくりは身近な存在でした。子どもの頃から工場の音や職人さんの手仕事を見る機会が多く、自然と「形のないものを形にする仕事」に興味を持つようになりました。大学では工学を学び、卒業後は金属部品メーカーに入りました。現場で加工の奥深さを知るほど、この仕事は単なる製造ではなく、技術と経験が積み重なる仕事だと感じました。
Q:株式会社鋼研プロセスを設立した理由は何だったのでしょうか?
久我 誠一郎:大きな理由は、少量多品種の加工や試作品づくりにもっと柔軟に対応できる会社をつくりたかったからです。大量生産とは違い、試作品や特殊な部品は一つひとつ条件が異なります。図面通りに作るだけでなく、「どうすれば加工できるか」「どの工程なら品質が安定するか」を考える必要があります。そうした相談から一緒に入れる会社が必要だと感じ、鋼研プロセスを立ち上げました。
Q:仕事をする上で、特に大切にしている考え方はありますか?
久我 誠一郎:「できません」で終わらせないことです。もちろん、技術的に難しい案件もあります。ただ、その場合でも別の素材や加工方法、工程の組み方を考えることで、実現に近づけることがあります。お客様も最初から完璧な答えを持っているわけではありません。だからこそ、こちらから提案しながら、一緒に形にしていく姿勢を大切にしています。
Q:これまでで印象に残っている案件はありますか?
久我 誠一郎:医療機器関連の小さな部品を試作した案件です。非常に細かい精度が求められる部品で、最初は加工中のわずかな熱や刃物の当たり方で寸法が安定しませんでした。現場のメンバーと何度も条件を見直し、工具や固定方法を調整して、ようやく安定した品質で納品できました。納品後に「量産前の検証に進めました」と聞いた時は、現場全員で喜びましたね。
Q:今後、株式会社鋼研プロセスとして目指していることを教えてください
久我 誠一郎:金属加工の技術を次の世代につなげていくことです。設備が進化しても、最後に品質を支えるのは人の判断や経験だと思っています。一方で、若い人が入りやすい現場づくりも必要です。職人の感覚だけに頼るのではなく、データや工程管理も活用しながら、技術を共有できる会社にしていきたいです。難しい加工でもまず相談してもらえる、そんな存在を目指しています。
会社概要
| 会社名 | 株式会社鋼研プロセス |
| 設立 | 2018年7月 |
| 従業員数 | 42名(2026年5月時点) |
| 事業内容 | 精密金属加工 NC旋盤・マシニング加工 試作品製作、金属表面処理 産業機械部品の製造 加工工程の改善支援 |
| 主要取引先 | 産業機械メーカー、医療機器メーカー、自動車部品関連会社、半導体製造装置メーカー、研究開発機関 |

