株式会社リュクスブライド 白石日和|“滞りゼロ”の結婚式づくり
代表プロフィール

| 氏名 | 白石 日和(しらいし ひより |
| 役職 | 株式会社リュクスブライド 代表取締役社長 |
| 生年月日 | 1978年5月21日 |
| 出身地 | 東京都文京区 |
| 略歴 | 2001年:都内大型ホテルのブライダル部門に入社。プランナーとして現場運営と商品造成を担当 2008年:海外ウェディング手配会社に転じ、ハワイ/欧州の現地ネットワーク構築と商品企画を統括 2013年:株式会社リュクスブライドに入社(営業企画部長)。直営会場の商品刷新と少人数婚パッケージを立ち上げ 2016年:執行役員(商品開発)。ドレス・フラワー・フォトの内製化プロジェクトを主導 2019年:取締役COO。複数会場の収益改善、フォト婚・オンライン挙式の事業化を推進 2024年:代表取締役社長に就任。会場運営×クリエイティブ内製の一体型モデルを全社展開 |
インタビュー
Q:2013年入社、2024年に社長就任。まず何に着手されましたか。
白石 日和: 会場・衣装・フラワー・フォトの横串ミーティングを週1で固定しました。担当が縦割りだと当日の動線が詰まるんです。導線表を30分枠→15分枠に細分化して、リハの段取りを新郎新婦の“移動距離”基準で最適化。結果、押し時間が平均12分短縮し、写真カット数も増やせました。まずは現場の滞りをゼロにする“皿回し”からです。
Q:市場は多様化しています。収益と満足度の両立は?
白石 日和: 「時間価値」と「編集価値」です。少人数婚は滞在時間をメリハリ2部制(誓い/食事)」に編集し、料理と装花を人数ではなく場面で設計。フォト婚は事前ヒアリングのムードボードを標準化して、衣装・ロケ地・ヘアメイクを3案×価格帯で提案。単価は装飾の厚みではなく、体験の密度で作ります。
Q:社外パートナーとの関係づくりを教えてください。
白石 日和: 季節ごとに「スタイリング・レビュー会」を開きます。装花・写真・ヘアメイク・音響に新作プレゼン5分ずつしてもらい、私からは今年のトレンドデータとクレーム傾向を共有。良かった事例は写真・原価・導線表つきでテンプレ化して全会場へ展開します。
社交は“仲良し”ではなく、再現可能な成功の共有だと思っています。
Q:新郎新婦が悩みやすいポイントへの対策は?
白石 日和: 決める順番の見取り図を最初に渡します。①日程②料理③衣装④装花⑤写真の順で、決めないと困る理由を説明。オンライン面談ではチェックリスト式の要望整理、来館時はミニコースの同時試食で“言葉のすれ違い”を潰します。迷いが減ると、打合せ回数が平均0.7回削減、満足度コメントの具体性が上がります。
Q:これからの結婚式はどんなテーマですか?
白石 日和: 地域連携型ウェディングです。商店街や文化施設と組み、前撮り×まち歩き券や地元生産者の1品コースを標準化。式後はアニバーサリーで戻って来られる仕組み(記念日ディナー、子どもの七五三フォト)を同じ導線で用意します。結婚式を“点”で終わらせず“線”にする。人と人、そしてまちをつなぐのが、私たちの役目です。
会社概要
| 会社名 | 株式会社リュクスブライド |
| 設立 | 1993年10月 |
| 従業員数 | 185名(2025年9月時点) |
| 事業内容 | ウェディングプロデュース 会場運営(ゲストハウス・レストラン・ガーデン) ドレス・タキシード・和装の企画販売 フォト・ムービー制作 オンライン挙式・少人数婚・フォト婚 |
| 主要取引先 | ホテル・ゲストハウス運営会社、神社仏閣、衣装メーカー、写真スタジオ、旅行会社、広告代理店 |

