社長

合同会社フィールドリンク 葛西陽斗|空き地を“待機資産”から収益源へ

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代表プロフィール

氏名葛西 陽斗(かさい はると)
役職合同会社フィールドリンク 代表社員
生年月日1989年12月3日
出身地兵庫県姫路市
略歴2012年:建設コンサルに入社し、都市計画・用地データの解析に従事
2015年:不動産テック企業で空き家・空き地データベースの立ち上げを担当
2019年:地域連携の社会実験を主導(キッチンカー出店・臨時駐輪場・都市農園の暫定利用)
2023年:合同会社フィールドリンクを設立し、空き地の時間貸し・定期利用を一元化するプラットフォームを開始

インタビュー

Q:空き地シェアに注目したきっかけは?

葛西 陽斗: 建設コンサル時代に用地データを見ていて、「ここ、昼はガラ空き」「週末だけ混む」みたいな時間帯のムラがもったいなくて。空き地は遊んでるように見えて、待ってくれている資産なんです。そこで「時間貸し・定期利用」を一元化する仕組みを作れば、所有者にも地域にも得があると確信しました。

Q:競合サービスもありますが、違いはどこに?

三位一体です。①許認可・近隣調整の伴走(騒音・動線・防火をテンプレで整理)②IoTゲート×オンライン決済(予約→入退場→課金を無人で完結)③包括保険の自動付帯(用途ごとに補償枠を切替)。単に“マッチング”で終わらず、現場オペまで見ます。だから所有者の手離れが良く、リピートが多いです。

Q:直近で伸びているユースケースは?

葛西 陽斗: 三つ挙げるなら、キッチンカーの定期ローテイベント時の臨時駐輪・駐車、それからモビリティ拠点(配送マイクロハブ)ですね。どれも短時間で経済活動が立ち上がるのが強い。都市農園も人気ですが、これはコミュニティ形成に効くので、長期の定期利用でじっくり育てます。

Q:近隣トラブルはどう防いでいますか。

葛西 陽斗: まず用途別ルール(音量・営業時間・人流・ゴミ)を事前に明文化。オープン前に自治会・商店会へ説明して、連絡先QRを掲示します。運用中は騒音・入退場ログをIoTで記録し、閾値超えは即アラート。気さくに会釈しつつ、数値で言える体制を持ってるのがコツです。

Q:所有者・利用者双方のメリットはどう作りますか。

葛西 陽斗: 所有者には稼働率×単価のダッシュボードで“時間割収益”を可視化。平日昼は駐車、夕方はキッチンカー、週末はマルシェ…みたいにタイムスライスで最適化します。利用者には小さく始めて、大きく広げる料金設計(時間貸し→定期→年契約)。将来は需要予測で動的価格を回して、地域イベントや物流と自動で組めるところまで持っていきたいですね。

会社概要

会社名合同会社フィールドリンク
設立2023年11月
従業員数24名(2025年9月時点)
事業内容空き地シェア事業(時間貸し/定期利用)のプラットフォーム運営
現地運用設計・近隣調整・許認可サポート
主要取引先地方自治体、土地所有者(個人・法人)、不動産デベロッパー、商店街・商工団体、モビリティ事業者
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