株式会社味結 柳原蓮|産直食品EC「AJIYUI」の“可視化するカタログ”
代表プロフィール

| 氏名 | 柳原 蓮(やなぎはら れん) |
| 役職 | 味結(あじゆい)株式会社 代表取締役社長 |
| 生年月日 | 1988年2月6日 |
| 出身地 | 石川県金沢市 |
| 略歴 | 2011年:総合商社の食品部門に入社し、国内外の仕入・品質管理を担当 2016年:食品D2Cスタートアップへ転じ、サプライチェーンとEC運営の責任者に就任 2020年:地域生産者とサブスク型マルシェ「YuiBox」を共同立ち上げ、定期便モデルを構築 2023年:株式会社味結を設立し、食品ECサイト「AJIYUI」をローンチ |
インタビュー
Q:食品ECは競合が多い領域です。味結を創業した決め手は?
柳原 蓮: 商社とスタートアップでサプライチェーンの両側を見たことで、生産者の丁寧な仕事がEC上で翻訳されていない課題を強く感じました。そこで「生産背景と品質指標が可視化されたカタログ」をつくる発想でAJIYUIを始めました。単に“美味しい”で終わらせず、収穫日・加工日・温度履歴まで情報を添えて届けるのが出発点です。
Q:具体的な強みを教えてください。
温度帯統合ロジ:常温・冷蔵・冷凍を一回の決済で混載し、拠点でピッキング後に温度帯仕分けして最短同日出荷しています。
トレーサビリティ表示:商品ページにロットID/産地ローテーション/残賞味期限レンジを表示。ギフトでも安心です。
編集型商品設計:生産者の物語に加え、使い切りレシピ・ペアリング提案をデータで最適化。定期便「YuiBox」は家庭の消費傾向から構成比を自動調整します。
Q:留学経験(欧州滞在)から得た示唆はありますか。
柳原 蓮: 欧州の市場で学んだのは、“小規模でも規格があると流通は強い”ということ。原材料の規格、温度管理、ラベリングの守るべき最小ルールが徹底されている。AJIYUIでも成分・アレルゲン表記の統一、冷蔵2~5℃帯の誤差許容、解凍推奨時間まで標準化しました。異文化での体験が、日本の産直を国際基準へ寄せる視点につながっています。
Q:環境配慮はコスト増につながりがちです。どう折り合いを?
柳原 蓮: フードロス削減=最優先の環境対策と定義し、需要予測で“売れる構成”を先に作る。具体的には、天気・カレンダー・過去購買から用途別の需要を予測し、作り過ぎ/仕入れ過多を減らします。梱包は再生素材+最小資材、クール便は集約便の比率をKPI化。結果的に廃棄と配送料のムダが下がり、価格も抑えられます。
Q:今後の展望はありますか?
柳原 蓮: まずギフト体験のアップデート。発送後に生産者の音声メッセージやおすすめの食べ頃通知が届く仕掛けを広げます。次に越境対応。常温品から原産地証明・書類連携を整備し、在外日本人や観光客の帰国後リピートを取りにいく。最後に生産者の“第二の売り場”として、レストランやホテル向けの業務用アカウントを強化します。ECを“点”で終わらせず、産地と生活をつなぐ線にしていきたいですね。
会社概要
| 会社名 | 味結株式会社 |
| 設立 | 2023年10月 |
| 従業員数 | 38名(2025年9月時点) |
| 事業内容 | 産直食品EC「AJIYUI」の企画・運営 定期便・ギフト商品の開発・販売 温度帯別ロジスティクス(常温・冷蔵・冷凍)の統合配送設計 |
| 主要取引先 | 生産者団体、食品メーカー、百貨店、ふるさと納税事業者、ホテル・レストラン |

