株式会社アステリズム・フィナンシャル 佐久間 誠|ブロックチェーンが変えるお金のカタチ
代表プロフィール

| 氏名 | 佐久間 誠 |
| 役職 | 株式会社アステリズム・フィナンシャル 代表取締役社長 |
| 生年月日 | 1981年11月05日 |
| 出身地 | 大阪府 大阪市 |
| 略歴 | 2005年:外資系証券会社に入社。アルゴリズム取引システムの開発およびリスク管理部門に従事。 2013年:大手オンライン決済代行会社へ移籍。アジア圏におけるモバイル決済ネットワークの拡大を主導。 2017年:金融の民主化と透明性の確保を目指し、「株式会社アステリズム・フィナンシャル」を設立。 2021年:業界最高水準のコールドウォレット管理体制を構築し、国際的なセキュリティ認証を取得。 2024年:独自のステーキングサービスおよび、自治体と連携した地域通貨のブロックチェーン基盤を提供開始。 |
インタビュー
Q:外資系証券会社や決済会社といった、いわば「金融の本流」にいらした佐久間社長が、2017年に暗号資産の世界へ飛び込んだのはなぜですか?
佐久間 誠: 証券会社でアルゴリズム取引を作っていた頃、金融システムがいかに「中央」に依存しているかを痛感していました。一方で、2010年代半ばにブロックチェーンという技術に触れたとき、特定の誰かに依存せず、システムそのものが「信頼」を担保する仕組みに衝撃を受けたんです。
「これは金融の民主化だ」と直感しました。ただ、当時は技術だけが先行して、安心感や使いやすさが置いてきぼりだった。ならば、自分が培ってきた伝統的な金融のリスク管理やセキュリティの経験を持ち込めば、もっと多くの人が安心して使える「新しい窓口」が作れるはずだ。そう確信して、アステリズム・フィナンシャルを立ち上げました。
Q:「暗号資産は難しそう、あるいは怖い」と感じている一般の方はまだ多いです。佐久間社長はその「心理的な壁」をどう取り除こうとしていますか?
佐久間 誠: おっしゃる通りです。私は、信頼というのは「透明性」からしか生まれないと考えています。私たちが国際的なセキュリティ認証の取得や、コールドウォレット(ネットから切り離した管理)に徹底してこだわるのは、お客様の資産を守るのが金融機関としての「最低限の礼儀」だからです。
「よく分からないもの」に投資するのは、誰だって怖いです。だからこそ、私たちは専門用語を並べるのではなく、その資産がどんな役割を持ち、どんなリスクがあるのかを分かりやすく翻訳して伝える努力をしています。投資家を守るための強固な盾(セキュリティ)を持ちつつ、入り口は誰にでも開かれている。そんな温度感の取引所を目指しています。
Q:一攫千金を狙うようなイメージもありますが、着実な資産形成という観点ではいかがですか。
佐久間 誠: 一攫千金を狙う「ギャンブル」ではなく、ポートフォリオの「スパイス」として捉えるのが健全だと思います。例えば、金(ゴールド)を少し持つような感覚に近いですね。
今の時代、円やドルといった法定通貨だけを持っていることも、実は一つのリスクになり得ます。資産の数パーセントを、世界共通の価値を持つ暗号資産として持っておく。派手な値動きに一喜一憂するのではなく、5年、10年といったスパンで、自分の資産を守り育てるための「選択肢の一つ」として活用してほしい。そんな落ち着いた付き合い方を提案していきたいですね。
Q:最近では自治体と連携した「地域通貨」の取り組みも始められていますね。最先端のITと「地方」という組み合わせは、少し意外にも感じます。
佐久間 誠: 実はブロックチェーンと地域コミュニティは、すごく相性がいいんです。地域通貨を通じて「どこで、どうお金が使われたか」が可視化されると、地元の経済が回っている実感が湧きますよね。
私が大阪出身ということもあってか、汗をかいて働く人や、地元の商店街を元気にしたいという想いが根底にあります。デジタル技術は、都会の投資家だけのものではありません。地方の小さな経済圏でも、低コストで安全に価値を循環させることができる。そんな「顔の見えるデジタル」を社会に実装していくのが、私の楽しみでもあります。
Q:私たちの生活において、暗号資産やブロックチェーンはどのような存在になっていると思われますか。
佐久間 誠: おそらく「暗号資産を使っている」と意識することすらなくなるでしょうね。スマートフォンの裏側で意識せずにインターネットを使っているのと同じです。
支払いや送金が今よりずっと滑らかになり、海外への送金も数秒で終わる。また、モノだけでなく「感謝」や「応援」といった気持ちまでがデジタルな価値としてやり取りされるようになるかもしれません。私たちはその裏側で、24時間365日、一寸の狂いもなくシステムを動かし続ける。そんな、目立たないけれど欠かせない「次世代のインフラ」として社会に溶け込んでいたいですね。
会社概要
| 会社名 | 株式会社アステリズム・フィナンシャル |
| 設立 | 2017年6月 |
| 従業員数 | 115名 (2026年3月時点) |
| 事業内容 | 暗号資産交換業 ブロックチェーン技術を活用した決済システムの提供 Web3関連のコンサルティング事業 |
| 主要取引先 | 国内外の個人投資家、Web3スタートアップ企業、キャッシュレス決済事業者、地方自治体 |

