株式会社コアフロー 九条 蓮|デジタルネイティブが変える人材業界の「当たり前」
代表プロフィール

| 氏名 | 九条 蓮(くじょう れん) |
| 役職 | 株式会社コアフロー 代表取締役社長 |
| 生年月日 | 1999年07月18日 |
| 出身地 | 福岡県 福岡市 |
| 略歴 | 2018年:大学在学中に、フリーランスエンジニアのチームを組織し、受託開発事業を開始。 2021年:人材紹介会社のオペレーションの複雑さに着目し、自動化プロトタイプを開発。 2022年:労働力不足の解消とマッチングの最適化を目指し、「株式会社コアフロー」を設立。 2024年:人材業界向けオールインワン基幹システム「CoreFlow ERP」を正式リリース。 2025年:AIによる適性診断と法務コンプライアンス自動チェック機能を統合した新Ver.を発表。 |
インタビュー
Q:20代の起業家といえば、SNSやゲームなどコンシューマー向けのサービスに走る方も多いですよね。あえて「BtoBの人材基幹システム」にこだわった理由はどこにありますか?
九条 蓮: きっかけは、知人の人材紹介会社を手伝ったときに見た「絶望的な非効率」でした。何千もの履歴書がフォルダに散乱し、マッチングは担当者の「記憶」頼み。さらに法改正のたびに膨大な書類作業が増えていく……。
これだけ優秀なエージェントの方々が、事務作業に追われて「人と向き合う時間」を削られているのは、社会的に大きな損失だと思ったんです。僕は、かっこいいアプリを作るよりも、「社会の裏側で詰まっているパイプを掃除して、流れをスムーズにする」ことに技術を使いたい。そのパイプが、僕にとっては人材業界のシステムだったんです。
Q:「AIが仕事を奪う」という議論もありますが、九条社長が考える「人材業界におけるAIの正しい使い方」とは何でしょうか。
九条 蓮: AIは「判断」をサポートしますが、「決断」は奪いません。例えば、数万人の候補者から最適な5人を瞬時にピックアップするのはAIの得意分野です。でも、その5人のうち、誰がその会社のカルチャーに馴染み、誰が今、人生の転機にいて背中を押してほしいのか。
そういった「言葉にならないニュンス」を汲み取るのは、人間にしかできません。 AIに単純作業やデータ照合を任せきることで、アドバイザーはもっと深く、候補者の人生相談に乗れるようになる。テクノロジーが進化するほど、実は人材ビジネスは「より人間臭いもの」に回帰していくと信じています。
Q:業界の重鎮たちからすれば、九条社長はかなり若手ですよね。世代間のギャップを感じる瞬間などはありますか?
九条 蓮: もちろんあります(笑)。最初は「若いから現場を知らないだろう」と思われたこともありました。でも、デジタルネイティブである僕らにとって、「なぜこの作業に1時間もかかるのか?」という違和感こそが最大の武器なんです。
慣習を疑うことからしか、イノベーションは生まれません。年齢で判断されるのではなく、プロダクトがもたらす「時間のゆとり」で判断していただく。最近では、僕らの世代の感覚を「新しい標準」として面白がってくださる経営者の方も増えていて、非常に心強いですね。
Q:「CoreFlow ERP」が解決する、具体的な「現場の悩み」を一つ教えてください。
九条 蓮: 一番分かりやすいのは「法律とデータの戦い」からの解放ですね。人材業界はコンプライアンスが非常に厳しい。契約書の更新期限や派遣期間の制限など、常にアラートを気にしなければなりません。
うちのシステムは、それをAIが自動でチェックし、リスクがあれば事前に教えてくれます。「何かミスをしていないか」という不安をゼロにする。 担当者が朝一番に、不安解消のための確認作業ではなく、「今日は誰にどんな未来を提案しようか」というワクワクするクリエイティブな仕事からスタートできる。そんな環境を提供したいと思っています。キスト
Q:九条社長が描く、5年後、10年後の「労働の未来」とはどのようなものでしょうか。
九条 蓮: 「正社員かフリーランスか」といった枠組みすら、もっと曖昧で自由になっていいと思っています。個人のスキルや適性が正確にデータ化され、AIが最適なプロジェクトとリアルタイムでマッチングする。
そんな世界になれば、無理に自分を殺して働く必要はなくなります。僕たちはシステムを通じて、「自分に合った場所に、ストレスなく辿り着けるインフラ」を創りたい。仕事を探すことが苦行ではなく、自分をアップデートする楽しいイベントになる。そんな未来の労働市場の「核(コア)」になるのが、僕たちの目標です。
会社概要
| 会社名 | 株式会社コアフロー |
| 設立 | 2022年10月 |
| 従業員数 | 42名 (2026年3月時点) |
| 事業内容 | 人材紹介・派遣事業者向け基幹業務システムの開発 HRテック導入コンサルティング データ分析基盤の構築 |
| 主要取引先 | 国内中堅人材紹介会社、IT特化型エージェント、スタートアップ各社、ベンチャーキャピタル |

