株式会社ウェイファインダー 水嶋彩乃|“ひとつのアプリで旅が完結”するインバウンド支援
代表プロフィール

| 氏名 | 水嶋 彩乃(みずしま あやの) |
| 役職 | 株式会社ウェイファインダー 代表取締役社長 |
| 生年月日 | 1984年2月19日 |
| 出身地 | 東京都世田谷区 |
| 略歴 | 2006年:大手旅行会社に入社。訪日ツアーの造成と海外エージェント向け営業を担当 2012年:国内OTAへ転じ、多言語UXと在庫連携のプロダクトマネージャーを務める 2017年:決済系スタートアップで越境決済/免税システムの事業開発を担当 2019年:株式会社ウェイファインダーを設立。インバウンド向け統合プラットフォームの企画・運営を開始 |
インタビュー
Q:まず、ウェイファインダーは何をしている会社ですか?
水嶋 彩乃: 旅行者と地域をひとつのアプリでつなぐ会社です。宿の予約、周遊パスの購入、交通や施設の入場、支払い、免税の手続きまでを多言語でまとめて使えます。地域の皆さんにとっては、来訪者データが見やすい形のレポートで届くので、次の受け入れ準備がしやすくなります。
Q:起業のきっかけを教えてください。
水嶋 彩乃: 仕事では訪日ツアーの造成や決済の仕組みに関わってきましたが、家族旅行の段取りを自分でやると「この情報、もっと一緒になっていたらいいのに」と実感しました。家で予定を立てる時間が楽になると、旅行そのものもやさしくなる。そこで、準備から現地まで“同じ動線”で進むプラットフォームを作りました。
Q:旅行者は何がラクになりますか?
水嶋 彩乃:困った時も同じアプリが使える。道案内、営業時間、多言語チャットが同じ画面にあります。家で立てた計画が、現地でもそのまま続く感覚です。次にまとめ買いの利便性。宿・交通・体験・周遊パスを一括決済。そして何より、そのまま使えることです。購入後はQRコードで入場や乗車、紙の引換は基本不要。
Q:地域や事業者側のメリットは?
水嶋 彩乃: 来訪国籍・曜日・時間帯・移動経路などが地図とグラフで見られます。混む時間が分かればスタッフ配置を調整でき、空いている時間に時間限定のクーポンを出すことも可能です。チケットは不正利用を防ぐ認証付き、宿帳はeKYC(オンライン本人確認)でチェックインがスムーズ。現場の手間が減るのがいちばんの効果ですね。
Q:2~3年先にやりたいことは?
水嶋 彩乃: 家族で動きやすい観光地を増やします。ベビーカーや車いすのバリアフリー情報、食物アレルギー表示、休憩しやすい場所を地図で事前に確認できるように。さらに、地域商店街の小さなお店でも使えるミニ決済+デジタルスタンプを広げたい。旅は地域の暮らしの延長です。暮らす人の都合にもきちんと寄り添いながら、みんなが気持ちよく過ごせる仕組みを育てていきます。
会社概要
| 会社名 | 株式会社ウェイファインダー |
| 設立 | 2019年7月 |
| 従業員数 | 86名(2025年9月時点) |
| 事業内容 | 訪日観光向け統合プラットフォームの提供 モバイル決済・免税連携 宿帳eKYC インフルエンサー施策運用 |
| 主要取引先 | 地方自治体・DMO、鉄道・バス事業者、商業施設・商店街、ホテル・旅館 |

