株式会社キャリアサイン 岸本拓真|“記事型”求人メディアの勝ち筋
代表プロフィール

| 氏名 | 岸本 拓真(きしもと たくま) |
| 役職 | 株株式会社キャリアサイン 代表取締役社長 |
| 生年月日 | 1993年9月5日 |
| 出身地 | 大阪府豊中市 |
| 略歴 | 2016年:Webメディア運営会社に入社、採用・転職領域の編集兼広告企画を担当 2019年:HRテック系スタートアップへ転職、求人検索プロダクトのPdMとして立ち上げに参画 2022年:株式会社キャリアサインを設立、業界特化型の求人メディア「CareerSign」をローンチ 2024年:地方版・専門職特化版を拡充し、スカウト配信/採用ブランディング支援まで事業を拡大 |
インタビュー
Q:競合が多い領域で、あえて起業した理由は?
岸本 拓真: 正直、飽和は事実です。でも“同じ土俵で同じ勝負をしない”のが僕の性格で(笑)。CareerSignは業界特化・地域特化で記事型の求人体験に振り切りました。求人票の羅列じゃなく、現場の1日・評価制度・離職理由の透明性まで編集で掘る。情報密度を上げれば、応募の質も満足度も上がると確信しました。
Q:「メディア×プロダクト」って言葉としては分かりますが、実装は?
岸本 拓真: 三層構造です。
【編集】取材テンプレで職種ごとの評価軸・必須経験・NGな相性を必ず明記。
【プロダクト】応募前テストでスキル・志向性を簡易診断し、記事内にマッチ度インライン表示。
【運用】応募後は採用広報のリライトやスカウトの文面最適化まで伴走します。単なる掲載で終わらず、歩留まりKPI(応募→書類通過→面接到達)を一緒に改善します。
Q:地方版や専門職特化版を伸ばしていますね。
岸本 拓真: 地方は職住近接の希望が強いので、通勤圏・賃料相場・車通勤可否など生活条件を記事化します。専門職はスキルタクソノミーを作り、資格だけでなく実務ユースケースで検索できるように。結果、母集団は小さくても一次面接到達率と内定承諾率が高い。量の勝負をやめた瞬間、地方でも勝てました。
Q:企業側から見た成果の測り方は?
岸本 拓真: ダッシュボードで原単位を見ます。1応募あたりコスト、1書類通過あたりコスト、1内定あたりコスト。さらに“時間のROI”として、採用担当の一次対応工数も計測。記事が良ければ質問の重複が減る→面接の質が上がる。数値で会話できると、継続率が上がります。陽気に見えても、ここはかなりストイック(笑)。
Q:今後2年のプロダクトロードマップを教えてください。
記者: 今後2年のプロダクトロードマップを教えてください。
岸本 拓真: まず動画求人の標準化。スマホで“職場の30秒ツアー”を撮って、記事に自動サマリを挿入します。次に生成AIでスカウト文面のA/B自動運用、求人票は責務・成果・評価頻度の欠落をアラート。最後に候補者の“辞退理由”の匿名分析を企業へ還元し、募集要件や選考フローを高速にチューニングします。明るく楽しく、でも数字は鬼でいきます!
会社概要
| 会社名 | 株式会社キャリアサイン |
| 設立 | 2022年6月 |
| 従業員数 | 41名(2025年9月時点) |
| 事業内容 | 求人メディアの企画・運営 採用ブランディング・編集制作 ダイレクトスカウト配信基盤の提供 |
| 主要取引先 | IT・SaaS企業、メーカー、医療・介護事業者、専門商社、地方自治体、大学・専門学校 |

